BLOG 店主敬白
還暦のくすり屋さん、馬場英二が常々思うこと。
雨ニモマケズ
2018年8月4日 17:16
雨にも負けず
風にも負けず
雪にも夏の暑さにも負けぬ
丈夫な体をもち
慾は無く
決して怒らず
いつも静かに笑っている
一日に玄米四合と
味噌と少しの野菜を食べ
あらゆることを
自分を勘定に入れずに
よく見聞きしわかり
そして忘れず
野原の松の林の陰の
小さな萱ぶきの小屋にいて
東に病気の子供あれば
行って看病してやり
西に疲れた母あれば
行ってその稲の束を負い
南に死にそうな人あれば
行って怖がらなくてもいいと言い
北に喧嘩や訴訟があれば
つまらないからやめろと言い
日照りの時は涙を流し
みんなにでくのぼーと呼ばれ
褒められもせず
苦にもされず
そういうものに
私はなりたい・
宮沢賢治 「雨にもまけず」より。
歳を重ねるごとに、このような詩が心にしみます。
歳をとるということは肉体は弱くなりますが、
精神は研ぎ澄まされてきます。
それが、歳を重ねることなのでしょう・