BLOG 店主敬白

還暦のくすり屋さん、馬場英二が常々思うこと。

平滑筋肉腫の患者さんに接して・
2019年8月7日 10:47

平滑筋肉腫がわかって、約5年以上患者さんと係わってきました。

初めは婦人科から始まり、肝臓摘出、腎臓(左)摘出・ラジオ波治療、

ゲノム解析による抗がん剤治療、など入退院を繰り返してました。

お見舞いも何度も行きました。患者さんと何度も話しました。

患者さんを支えてくれた方が、治療中に目標を立てて、

今度は、娘さんの大学入学までがんばろうね。

大学を卒業するまで、がんばろうね

お嬢さんが、社会人になって就職するまでがんばってねと

一つ一つ、目標を立ててがんばってきました、

目標が無かったら、ここまでがんばれなかったのではないか・

と痛感します。

人間一人では生きていけない、目標を持って

がんばらないけど、あきらめない生き方を

することの大切さをしみじみと感じました。

今、現在腹水がたまり、

水を飲むのも2時間かかり、

点滴も出来ないということだったのですが、

電話して話しを聞いてあげるだけでも、

患者さんの気持ちが楽になる感じがします。

私たち医療人は、治すことばかり考えて、本人の意思に関係なく

治療を優先することに重きを置いていますが、

患者さんの希望を聴いてあげて

治療に生かす大切さを身にしみて感じました。

薬もいらない、治療もしない。

「がんばらないけど、あきらめない、」と

鎌田實先生が言ってらっしゃいました、

考えさせられる1日でした。

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