BLOG 店主敬白
還暦のくすり屋さん、馬場英二が常々思うこと。
新型コロナ感染後の後遺症
2024年4月13日 16:03
先ほど来店した、20代後半の女性です。
2年前に新型コロナ感染後、
呼吸が浅く、網膜剥離して治療を受けた方でした、
血圧が高い時は150mmhg-120mmhgでした。
現在は高血圧の薬を2種類服用しています。
ア-チスト、アジルバという薬ですが、
なかなか血圧が安定しません。
薬を服用しても安定しなく、
新型コロナ感染後に急激に血圧が上がったということでした、
さて、どのように考えるか?と自問自答しました。
患者さんには新型コロナ感染した後に、
血液に熱がこもったということを話しました。
高熱が出てなかなか下がらなかったということでした。
新薬の解熱鎮痛剤で無理に熱を下げたために、
汗はかかなかったということで、
汗をかけば血液に熱は結構とれるのですが、
血液に熱がこもったままになっていることが考えられます、
新薬で熱を無理に下げても、血液本来の籠った熱は下がりませんし、取れません、
それには牛黄を使うとよく取れるのですが、
やはり牛黄は高価ですので、なかなか手が出ません。
今回はお話だけして、牛黄を前向きに検討してもらうよう話して終わりました。
漢方では、血液にこもった熱が、
脈を早くしたり、遅くしたりするという考えがあります。
肺に熱を持つと、脈が速くなります、
促脈ということを言ってます。
遅い脈は結脈といって区別しているのが漢方独自の考え方です。
血液には血と気が入っているということが原則になっています。