BLOG 店主敬白
還暦のくすり屋さん、馬場英二が常々思うこと。
新型コロナで忘れかけた日本の慣わし
2020年9月7日 17:04
テレビ、ラジオ、インターネットは新型コロナウイルスと台風のことばかり。心に余裕を持つことが出来なくなってしまいました。「暮らしのならわし」という本があります、その中の一説に「お正月はなぜお正月というのでしょう、二月に豆まきをするのは?お雛様を飾ったり、こいのぼりをあげたり、短冊にながいごとを書いたりするのはどうして?ごく当たり前にしている行事にはひとつ、ひとつに物語があり、受け継がれてきた心があります。私たち祖先は、春に種を蒔き、亜紀に実りをいただき、めぐる季節を感じながら自然の恵みに祈り、感謝を捧げて暮らしてきました。それは遠い昔のこと、それは古い素朴なもの、なのになぜ、今でもそれを大切に感じるのでしょう?大掃除をして新年を迎えることも、夏のお盆には帰省することも、大晦日には除夜の鐘の音を聞くことも、桜を愛で、つきを眺め、効用を楽しむことも、移ろう季節とともに、普段の日々と、特別な節目をくり返す営みのうちに、幸せを感じる知恵が、今でも息つく暮らしのならわしかもしれません。」と。心に余裕を持って、生きて行きたいものです。