BLOG 店主敬白

還暦のくすり屋さん、馬場英二が常々思うこと。

三浦綾子さんの本より
2020年12月10日 18:30

三浦綾子さんのほん「言葉の花束」より
仕事という字を見てみよう。仕(つか)える事(つか)えると、二字とも、まさにつかえると読む。
仕事とは、つまり仕える事なのだ。働くという本来の字も見てみよう。にんべんに動くと書く。人のために動くこと、それが働くということなのだ。私たちに生きる意欲がなくなっているとすれば、それは適当な仕事が無いからではなく、人につかえる、人のために働く気持ちが失われているからではないだろうか。生きているということは、動いているということだ。心臓がかすかにでも動いている内は生きている。死ぬとは全く動いていないことだ。死ねば呼吸も止まり、心臓もまったく停止する。だが、生きていて死んでいる状態の人間がいる。それは人のためにには決して動かない人間だと思う。つまり、働くことの無い人間の心は死んでいる、とわたしはおもう。(光あるうちに)より・

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