BLOG 店主敬白

還暦のくすり屋さん、馬場英二が常々思うこと。

下座に生きる
2018年8月4日 17:44

神渡 良平さんの本から抜粋しています・

「死の問題は、今はじまったのではない

生まれたときから、もう始まっているのです。

点滴棒をからから押して

青白い顔に幼さを残して歩く

九歳の少年に…..

母親に抱かれ乳を吸う力もない赤ん坊の

下げられた管の数々に…

気がつけば、私 四十六歳

ありがたい年齢だったのです・」

「交通事故で突然の死を

たまわっても仕方なかったのに

ガンをたまわったおかげで

生死の大事について

尊いお育てをいただくことが出来ました」

「お父さん、ありがとう

また明日あえるといいね」

と手を振る

テレビを見ている顔を

こちらに向けて、主人が

「おかあさん、ありがとう

またあしたあえるといいね」

と手を振っている

今日一日のしあわせが

胸いっぱいにあふれてくる

そして朝は

「おとうさん、またあえたね」

「おかあさん、またあえたね」と

恋人同士のような暮らしをしています、

振り返ってみると

この四十六年間

こんな挨拶を

一度だってしたことがあったでしょうか?

みんなガンをいただいて

きずかされたことばかりです」

また、相田みつをさんの詩に

「つまずいたり、ころんだりしたおかげで

物事を深く考えるようになりました・

過ちや失敗をくり返したおかげで

すこしずつだが

人のやることをあたたかい目で

みられるようになりました

何回も追いつめられたおかげで

人間としての自分の弱さとだらしなさを

いやというほど知りました

だまされたり裏切られたりしたおかげで

馬鹿正直で親切な人間の

暖かさも知りました。」・中略

物事は必然で偶然では無いのです

心の持ち方次第で、良くも悪くもなりなります

こころをコントロールできる自分になりたい・

と思う年齢になりました

 

 

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