BLOG 店主敬白
還暦のくすり屋さん、馬場英二が常々思うこと。
自分で人生を工夫する
2018年6月20日 10:43
105歳、篠田桃紅さんの言葉です。
「よほど私が幸せな晩年をすごしているように見えるのでしょうか。
長生きの秘訣と合わせて、最も良く尋ねられる質問が、幸せな晩年のすごし方です。
その都度、私は意地悪く思われてもいいので
「幸せな晩年のすごし方は、
人から教えてもらおうと思ってはいけません
自分で見つけなくてはなりません」
まだ、教えてもらったことが無いから、まだ習ったことがないから、と
言い逃れする人がいます。
何でも自分でつかまえていくものです。
誰かに与えてもらえると思うのは横着です。
当たり前だと思ってはダメです。
手取り足取り教えられたようにやっていればいい、
人から教えてもらったことだけをただ守って言えればいいなんて
自分で考えて、自分で取り入れて、自分で人生を工夫する
考える力を放棄してしまってはいけません。
そして、人に相談することは、人を頼りにすることではありません
相談してその人の話を聞いて、なお自分で考える。人の話に従うのは
相談して、その人の話を聞いて、なお自分で考える。
人の話に従うのは相談ではなく、その人の言いなりです。
自分というものをしっかり持ってから相談します。
人の生き方として「独立自尊」を提唱したのは
福沢諭吉でした。
西洋の文明が押し寄せてきた幕末に
日本古来の教え、中国の漢字など、さまざまなものが入り乱れました。
押し流されてはダメ、一人ひとりが自立しなくてはならない。
学問に励み、学びを自分のものにする
自分が何を以って立つか考えなさいと教えました。
いつの時代も同じものです。
「人から教えてもらうのではなく自分で見つける
篠田桃紅著 幻冬舎
「105歳、死ねないのも困るのよ」 より抜粋
今、日本に足りないことが、このことかもしれませんね。